2007年11月10日

ピロリ菌に立ち向かう フコイダン

海に育まれた神秘 フコイダン

胃潰瘍やがん治療の代替療法に、また健康増進作用にも期待が寄せられているフコイダン

天然の海が育んだその海藻パワーとは?

海藻を守るのがその役目!

フコイダンの海藻類での働きは、波などで傷ついた部分を修復したり、

乾燥や細菌から本体を守ることにあると考えられています。



海藻のヌルヌル成分にフコイダン

モズクやメカブ、コンブなど茶褐色の海藻類が体にいいことは、もう常識ですね。

カルシウムやミネラル、ビタミン類をたっぷり含み、

また、ヌルヌル成分に含まれるアルギン酸は、

コレステロールを抑制するといわれています。

さらに近年、世界中の科学者によって研究が進められているのが、

ヌルヌル成分に含まれるフコイダンです。

これは水溶性の食物繊維で、多糖類の一種といわれ、

乾燥重量にすると4%ほど含まれています。


ピロリ菌に立ち向かうフコイダン

フコイダンパワーとして注目を集めているのが、

ピロリ菌に立ち向かう働きです。

ピロリ菌は胃潰瘍や胃ガンとの関係が指摘されている細菌で、

その活動を抑えるだけでなく、潰瘍を修復する作用もあるといわれています。


他にも、血液をサラサラにする、コレステロールの上昇を防ぐ、

花粉症などのアレルギー症状を緩和する
など、多くの働きが指摘されています。

食物繊維なので、整腸作用はいうまでもありません。

さらに期待が寄せられているのは、抗がん作用です。

日本癌学会などでは、フコイダンは正常細胞の免疫力を強化するだけではなく、

ガン細胞の自殺(アポトーシス)を促進する働きがあるという研究報告が複数あります。


それだけではなくガン細胞に傷をつけて、

結果的に死滅へと導くともいわれています。


もずくに酢をちょいと

茶褐色の海藻類のなかでも、

フコイダンが最も多く含まれるといわれるのがモズク。

沖縄の人の長寿の秘訣は、モズクをたくさん食べていることにもあるようです。

モズクを食べるときお勧めしたいのが、酢をプラスすること。

絡まりあったフコイダンのヌルヌルを酢がほぐすので、

吸収しやすくなります。

酢そのものの健康効果も見逃せませんね。

もちろんこれはメカブやコンブでも同じことです。

食事で摂取が不十分なときは、サプリメントを活用するのもいいでしょう。


家族の健康応援団

健康工房 紀の郷



ピロリ菌に立ち向かう
フコイダン
http://www.health-navi.net/ichiran/mineraru/tokunou.htm  


Posted by 健康工房 紀の郷 at 15:09